マーゼルの中でも特に「歌が上手い」と話題になることが多いカイリュウさん。
透明感のある声質と繊細な表現力を持ちながら、力強さも感じさせる稀有な存在感は、MAZZELの音楽性に欠かせない要素となっています。
本記事では、カイリュウさんの歌が支持される理由を、技術的な観点とこれまでの背景の両面から解説します。
歌声の特徴やおすすめの楽曲まで、初めて知る人にも魅力が伝わるよう丁寧にまとめていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
マーゼルのカイリュウとは?プロフィールと魅力の全体像
マーゼルの中でも、歌声・人柄・存在感のバランスが光るのがカイリュウさんです。
透明感のある声質で聴く人の耳を惹きつけつつ、ステージでは印象に残る表情や動きでパフォーマンスに彩りを与えています。
音楽的な能力だけでなく、フランクなキャラクター性も人気の理由となっており、マーゼルを語る上で欠かせない存在だといえます!
カイリュウのプロフィール

活動名:KAIRYU
本名:大林海龍
所属:MAZZEL(BMSG)
生年月日:2000年10月22日
出身地:兵庫県
好きなアーティスト:EXO
カイリュウがマーゼルになった経緯
BMSGが主催したオーディション「THE FIRST(通称:ザスト)」に参加し、当時から歌唱力は評価されていましたが、残念ながら3次審査で脱落。

ザスト終了後BMSGにメールを送り、社長のスカイハイさんとやり取りをする中でBMSGトレーニーになることが決まりました。
その後オーディション「MISSIONx2」に参加し、この場で再び実力を発揮し見事マーゼルとしてのデビューの切符を掴み取りました!
一度は夢が途切れたように思えた瞬間から、どうしてもBMSGからデビューしたいという気持ちで努力を積み重ねて道を切り拓いた姿勢は、多くのファンが胸を打たれる理由のひとつです。
↓カイリュウさんがBMSGトレーニーになった経緯は14分44秒あたりから
カイリュウさんの歌声に宿る強さや説得力は、こうしたバックグラウンドがあるからこそ生まれたものなのかもしれません。
グループのムードメーカー&中心人物としての存在感
カイリュウさんは、ただ歌が上手いだけのメンバーではありません。
MAZZELの活動において、自然と空気を明るくするムードメーカーとしての役割も担っています!
動画コンテンツ「まぜべや」やライブのMCなどでも、関西出身ならではのツッコミやリアクションで場を和ませ、メンバー同士の距離感を縮めている様子が印象的です。
また、歌やダンスで魅せるときと、普段のゆるい雰囲気とのギャップも魅力の一つ。
あまりにも歌っている時とバラエティのギャップが大きいので初見では
本人が意図せずとも周囲を巻き込んでしまう空気感は、チーム全体のバランスを保つ上で重要な存在となっています。
MAZZELのパフォーマンスが「個の集合体ではなくチームとして成立している」と感じられるのは、カイリュウさんのような存在が中心にいるからこそだといえるでしょう!
歌だけじゃない!表現力とキャラクター性
圧倒的な歌唱力を持つカイリュウさんですが、評価されているのは歌唱力だけではありません。
楽曲の世界観を受け取る力と、それを自分の言葉や表情で表現する“解釈力”こそが大きな魅力です。
歌声の透明感に加え、語尾のニュアンスや息遣いで感情の揺れを自然に伝えることができるため、同じ曲でも毎回違った表情を見せてくれます。
一方で、まぜべやなどではざっくばらんでありながらも周りを気遣うキャラクター性が際立ち、ファンから親しみを持たれています。
この“アーティストとしての完成度”と“素顔の魅力”のギャップが、新規ファンを引きつけ続けているポイント。
パフォーマンスを見れば惹かれ、コンテンツを見れば好きになる──そんな二段構えの魅力を持つ稀有な存在だといえます。
カイリュウの歌が評価される理由3つ
カイリュウさんの歌が支持される背景には、単なる“上手い”を超えた技術面での魅力があります。
声質の個性、感情の乗せ方、ライブでの安定感まで、マーゼルの楽曲を成立させる重要な要素が随所に光っています。
声質の特徴:艶と透明感の両立
カイリュウさんの声を一言で表現するなら、“艶のある透明感”。
高音域はクリアに伸び、中低音には柔らかい深みがあり、音の輪郭がはっきりしているのが特徴です。
特に語頭の入り方が滑らかで、声が空気を押し出す瞬間のニュアンスが非常に繊細。
そのため、耳に引っ掛かる要素がなく、自然と聴き手の意識を音の世界へ誘導する力があります。
さらに、声のビブラートや息の混ぜ方が特徴的なため聞いた人の心をグッと掴みます。
透明感の中にわずかな艶を含ませる声の質感は、マーゼル全体のサウンドバランスを整える役割を担っており、聴き手に安心感と没入感を同時に与えてくれます。
この“声質そのものが魅力”という点が、カイリュウさんの大きな武器です。
感情表現の幅と語尾処理の美しさ
歌唱技術の中でもカイリュウさんが突出しているのは、語尾の処理です。
強く終わらせず、余韻を残すようにスッと抜ける語尾は、楽曲に立体感と温度を生み出します。
まるで語りかけるような柔らかさがあり、音が消えたあとに感情だけが残る瞬間が生まれるため、聴き手に深い印象を与えます。
また、フレーズごとの抑揚の付け方が非常に巧みで、声量をただ上下するだけでなく、息の量や響かせる位置を微調整しながら曲へ感情を乗せています。
悲しさ・切なさ・温かさといった多彩な感情を1曲の中で描き分けられるのは、技術の裏付けがあるからこそ。
この表現力の源には、歌を“音程”でなく“物語”として扱う姿勢があるように感じます。
曲に感情のドラマをつくり、その余白までデザインして届けるスタイルは、聴き手の感情を自然と引き出してくれるのです。
ライブで際立つ安定感と息の使い方
レコーディング音源とライブで歌の印象が変わらない点も、カイリュウさんの大きな強みです。
音程が安定しているだけでなく、呼吸の入り方が美しく、息継ぎの位置が音楽的に自然であるため、メロディが途切れずスムーズに耳へ届きます。
特にライブでは、身体の動きや視線の扱いと連動した呼吸管理が見事で、踊りながらでも声がブレにくいのが特徴。
息を使って音の立ち上がりを柔らかくコントロールし、フレーズの終わりまで均一な響きを保つことで、聴き手に安心感を与えています。
その結果、マーゼルのライブでは「音源を超えてくる瞬間」が生まれやすく、観客が思わず惹き込まれる場面が多く見られます。
技術だけでなく、それを“伝える力”まで備えている点が、カイリュウさんの歌が高く評価される理由なのです。
まず聴いて欲しい!カイリュウの歌が光る楽曲
カイリュウさんの歌の魅力を理解するうえで、実際の楽曲を聴くことは欠かせません。
マーゼルとしての世界観が際立つ楽曲と、カバーによって浮き彫りになる歌の解釈力。
その両方を聴くことで、カイリュウさんの声がただ綺麗なだけではなく、“記憶に残る声”である理由がはっきりと見えてきます!
マーゼル楽曲でわかる“声の芯の強さ”
マーゼルの楽曲はエッジの効いたサウンドやエレクトロ要素が多いのですが、カイリュウさんはその中でも声の芯がブレないのが特徴です。
とくにおすすめなのが 「Parade」。
軽やかさと熱量のバランスが絶妙で、声の立ち上がりが気持ちよく、フレーズの一つひとつに聴いている人を引き込む力を持っています。
耳に残る語尾の処理や広い音域、ラスサビでの感情の引き上げ方が非常に魅力的です。
さらに、「ICE feat. REIKO」はカイリュウさんが得意なR&Bナンバーで、カイリュウさんの声の持つ「儚さ」と「艶」が際立つ一曲です。
クラブライクなビートとエレクトロなサウンドの中で、カイリュウさんの甘くも切ない声が一層引き立ち、歌詞の世界観“冷たさの中にある温もり”を美しく表現しています。
語尾の抜け方や息の含ませ方にも計算が感じられ、音が終わったあとに残る余韻が心に残ります。
派手な演出や声量に頼らず、声のニュアンスと表現力で聴かせる、その潔さが彼の武器の一つだと思います。
ICEはライブバージョンも公開されていますが、ライブでも全くぶれない力強くも繊細な歌声はまさに「音源越え」です!
カバーで際立つ“情緒表現力と解釈力”
カイリュウさんはカバー曲でも歌が真価を発揮しています。
原曲に寄せるだけではなく、その曲にある情緒を自分の言葉で再構築する力が見えるからです。
「First Love(宇多田ヒカル)」では、透明感のある声質と感情の揺れを丁寧に乗せる表現力が際立ちます。
語尾が消えていく瞬間に残る切なさは、原曲の世界観を壊さずに自分の色で昇華しており、“声だけで情景を見せる”タイプのアーティストだと実感できます。
一方、「壊れかけのRadio(徳永英明)」では、低音域から高音域の温度感と説得力が際立ちます。
この曲は感情の置きどころが難しい楽曲ですが、平坦にならず、歌詞を物語として届けるスタイルが非常に印象的。
単なる上手さではなく、“届く声”である理由がはっきり分かる一曲です。
まとめ
カイリュウさんの歌は、ただ上手いだけではなく、聴く人の心に歌声が深く残るアーティスト性を持っています。
カバー曲で際立つ情緒表現力、ライブでも揺らがない安定感など、どの要素も“聴けば伝わる必然性”があります。
まだ数曲しか触れていない人こそ、ぜひ一度音源や映像でその声を体感してみてください!
聴くほどに、カイリュウさんの新しい魅力が見えてくるはずです。

